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人は歳を取ってくると、無性に若かりし頃が懐か
しくなって、「子供の頃に戻りたい。」と、決して叶
うことのない夢を描くものだが、当の子供は、そ
の全く逆。
多くの少年少女が「早く大人になりたい。」と願っ ている。思春期真っ只中の少年少女にとって、 「大人」はひとつのブランドのようなもの。まだ、 「大人」ではない自分が中途半端で未完成な人 間に思えてくるのだ。
そんな「早く大人になりたい。」少年少女にとって 「大人になる」ということのひとつのバロメーター になっているのが「陰毛」である。「陰毛」が生え ているか否かが、自分が「大人」か「大人」ではな いかを計る基準となっている。なぜなら、「陰毛」 は、体が大人にならないと生えてこないものだか らである。
だから、「陰毛」が生えるか、生えないかの微妙な 時期にいる小学高学年から中学生の少年少女 は「陰毛」が生えているか否かに非常に過敏にな っている。
小学六年生で陰毛がうっすら生え始めたという吉 田辰夫さん(29)は、初めて陰毛がうっすら生えた ときの感動を興奮気味に語る。
「小6のある晩、風呂に入るときに、うっすら陰毛
が生えていることに気がついたんです。まだ、初
期の段階だったので、ほとんど産毛でしたけど。
あまりにも嬉しくて親父に報告したら、『まだまだ、
だな』と『プロ』の洗礼を受けました(笑)。」
例え産毛であろうと、「早く大人になりたい」少年
少女にとって、それは大きな一歩だ。

ただ、敢えて厳しい言い方をすれば、「産毛」は、
まだ本当の意味で「陰毛」とは言えない。確かに
まだ生えていない人に比べたら、大きな大きな
一歩だが、しっかりとした「縮れ毛」が生えていな
い以上、完全な「大人」と言うことはできない。
やっと「産毛」が生え始めたというのに、また少年
少女は大きな壁にぶち当たることになる。小6で
「産毛」が生え始めたという吉田さんは、そんな
大きな壁にどう立ち向かったのだろうか。
「僕の場合は、産毛をスパッとカミソリで剃り落と すことを選択しました。よく一般的に言うじゃない ですか、髭を毎日剃っていると、だんだん濃くな っていくって。それを陰毛に応用したんです。」
「僕の場合は、産毛をスパッとカミソリで剃り落と すことを選択しました。よく一般的に言うじゃない ですか、髭を毎日剃っていると、だんだん濃くな っていくって。それを陰毛に応用したんです。」
吉田さんが言うには、その効果は剃り落とした1 週間後に、早速如実に表れたという。 「1週間を過ぎた辺りから、毛が生えている面積 が広がってきましたね。初期の段階では、ちょろ ちょろしか生えていなかったのですが、1週間を 過ぎた辺りから、面積が急速に広がって、まる で大人みたいになりました。」

ところで吉田さんは、毛が生え揃っていくにつれ
て、日常生活に纏わる「あること」に初めて気がつ
いたという。
「子供の頃、いつも風呂場で、浴槽にプカプ カ浮かんでいる縮れた毛を手ですくって遊んでい ました。今、思えば、あれは親の陰毛だったので すね。」
「子供の頃、いつも風呂場で、浴槽にプカプ カ浮かんでいる縮れた毛を手ですくって遊んでい ました。今、思えば、あれは親の陰毛だったので すね。」













