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増え続けるアーティスト・クリエーターたち
戦後最大の不景気が終息の兆しを見せ始めた 今日この頃だが、庶民には景気回復の実感はまだない。 そんな社会状況の中、近 年、「アーティスト」「クリエーター」を名乗る若者 が急増している。 試しに「ミクシィ」のメンバー検索で「アーティスト 」、「クリエーター」の人の数を検索してみよう。 そこには予想を上回る驚愕の数字が叩き出さ れる。何と、現在、ミクシィには実に19万人以 上の「アーティスト」さんや「クリエーター」さんが
在籍してらっしゃるらしいのだ。
ただ、その実態は曖昧なもの。「アーティスト」、 「クリエーター」と言っても、プロ顔負けの活動を 展開する者から活動暦は学校の文化祭というも のまで実に幅広い。ご存知の通り、「アーティスト 」や「クリエーター」という言葉は厳密に言えば職 業を表す言葉ではなく、基本的に自己申告で成 立してしまうため、「アーティスト」「クリエーター」 の急増に歯止めがかからない。
増え続けるアーティスト・クリエーターたち
その背景には「アーティスト=俗世間から逸脱 した人」という社会認識がある。長く続い た不景気や極度な競争社会によって勤労意欲 をなくした若者(ニート・フリーター)にとって、自 分の身分やプライドを唯一守れる方法 が「アーティスト」や「クリエーター」を名乗ること だった。なぜなら、「ニート・フリーター」と呼ばれ るより、「アーティスト」と名乗ってしまった方が社会的なイメージ がいいからだ。
増え続けるアーティスト・クリエーターたち
しかし、決してそのすべてが悪いと言っているわ
けではない。歴史的に見ればそういう時代はい くらでもあった。 例えば、1960年代、英国の労働者階級の若者 たちにとってアートスクールに通うことはステー タスだった。当時の政権の政策によって英国の 伝統的な階級制度によって、行き場を失った若 者の受け皿として公立のアートスクールをたくさ ん設置したからだ。ジョン・レノンやレイ・ディビスを はじめとする60年代の英国のミュージシャンたち のほとんどが当時のアートスクール出身だったと いうことはよく知られた話である。

このように「アーティスト」や「クリエーター」という 身分を名乗る若者が増える背景には、そういった社会全体 の病的なムードがある。

増え続けるアーティスト・クリエーターたち
まず右図をご覧いただきたい。右図はインター ネットのブログやSNSに掲載されている、「アー ティスト」や「クリエーター」たちの典型的なプロ フィールのモデルである。一見すると、なるほど 確かに「アーティスト」「クリエーター」である。し かし、よく精査してみると、多少のほころびが見 える。
例えば、「個展開催欄」。一見すると、さすが「アーティスト」「クリエーター」。となるわけだが、実はそう ではない。世の中には「貸し画廊」や「貸しギャラリー」というものがあって、数万円から数十万円の大 金を支払えば、誰でも個展ができてしまうのである。これを読んでいるあなたも、数万円から数十万円 のお金を積めば、すぐにでも「アーティスト」「クリエーター」になれる。
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