
「僕は毎年のようにクリスマスの日になると、風邪をひいて寝込みます。
クリスマスに一緒に過ごす女ならいくらでもいるのですが、
いつも風邪をひくのでクリスマスの思い出が全くありません。」
「本当は一緒に過ごせる女なんて、いないんでしょ?」 「いませんよ!」
「僕にクリスマスは関係ありません。
僕は日本人ですから、
クリスマスに七面鳥やらケーキを食べるような売国奴とは違います。
僕は日本人ですから、クリスマス・イブでもごはんに味噌汁を食べます。」
「彼女は?」 「いませんよ!」
「彼女は?」 「いませんよ!」

「クリスマスに全く縁がない僕に言わせれば「クリスマス」は放送禁止用語です。
猥褻な言葉です。
子供の教育上よろしくない言葉ですね。
クリスマスともなれば、街中カップルばかりだし、
ホテルはどこも予約でいっぱい。
淫らとしか言いようがないですね。
こんな大人の姿を子供が見たら将来はいったいどうなるのでしょう。」
「ねぇ、ねぇ、君、童貞でしょ。」
「・・・ち、違いますよ・・・。」
「ねぇ、ねぇ、君、童貞でしょ。」
「・・・ち、違いますよ・・・。」

「僕は今まで一度もクリスマスプレゼントを貰ったことがありません。
サンタクロースはいい子にしていないと、プレゼントをくれないそうです。
僕がプレゼントを貰えないのは僕が生まれつき悪い子だからです。
サンタクロースにも見放され、親にも、友達にも恋人にも見放された僕はいったいどうすればいいのでしょう。」
「君がプレゼントをもらえなかったのは、君が悪い子だったからじゃない。
君の家が貧乏だったからだ。
親に見離されたのは君が悪い子だったからじゃない。
親が離婚したからだ。













