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上島竜兵の「男前」を考える。
上島竜兵の「男前」を考える。
上島竜兵という男を一言で言い表すとしたら、「ス トイック」という言葉が最もよく当てはまるだろう。し かも、彼の持つ「ストイック」は、徹底的に「自分を 良く見せない」という「ストイック」である。
彼は、40歳を過ぎた今でも、まるで若手芸人のよう に、あつあつのおでんを顔に当てられたり、水に溺 れたり、高い所に吊り上げられたりといった、とても 40歳を過ぎたベテラン芸人とは思えない仕事を続 けている。
彼の表現する笑いは、それらに対する徹底した リアクションである。他の40代の芸人を探してみ ても、彼ほど滑稽で「自分を良く見せない」笑い を表現する芸人は見当たらない。多くは40歳を 過ぎ、ベテランになると、ある程度の地位を得て、 自らの身に危険が及ぶような仕事を避けるよう になる。俗に言う「丸くなった」というやつである。

しかし、彼には全くと言っていいほど、その「丸く なった」という言葉に縁がない。これが、上島竜 兵の「自分を良く見せないストイック」の真髄なの である。

上島竜兵の「男前」を考える。
ある人は言う。
「上島竜兵は人を笑わせているのではなく、笑われ ているだけだ。」
その指摘は決して間違ってはいない。けれども、「 人に笑われる」ことのどこが悪いのだろうか。
人間は誰しも、「人に笑われたくない、人によく思わ れたい。」と思うもの。人間は誰しも、自分のことが 一番可愛いから、自分を守るためだったら、どんな 手段も厭わない生き物だ。だから、この世には嘘や 裏切りが罷り通る。
「自分を良く見せる」ためだったら、人を騙した り、傷つけたりすることに何の躊躇もない。これ を読んでいるあなたも、自分の胸に手を当てて、 考えてみて欲しい。決して、嘘や裏切りに何の 躊躇もないあなたを責めているわけではない。 人間とは、つまり、そういう生き物なのだ。

そんな中、上島竜兵は、自分を徹底的にコケに し、「人に笑われる」という、人間の性質とは全く 逆の行為をあくまで敢行する。その不器用で、 ストイックな生き様は、涙が出るほど美しいもの であることは、もはや言うまでもないだろう。

上島竜兵の「男前」を考える。
ある人は言う。
「上島竜兵の芸は、いつも同じ。」
上島竜兵の芸は、いつも同じリアクションや一発芸 ばかりなので、いい加減飽きた、というわけである。 しかし、この言葉には、「視聴者」としての多少の身 勝手さが滲み出ている。
ここに、アンディ・ウォーホルの言葉がある。
「人は海辺のポーチに腰掛けながら、海の風景をい つまでも眺めていられるのに、映画館に行くと、途 端に退屈さに耐えられなくなる。」
人は「何も変わらない」海辺の風景を純粋に 「美しい」と感じ、いつまでもそれを眺めていたいという心を本来持っている。それなのに、そ れがテレビや映画といったメディアに変換され た途端、それが退屈でつまらないもの以外の何 物でもなくなってしまう。この世の誰もが、テレビ で一日中、「海辺の風景」をずっと見ていたい、 とは思わないのだ。それがメディアというものな のかもしれないが、人が本来持っている「何も変 わらない」ことを「美しい」と思う心は、一体どこへ 行ってしまったのか。
上島竜兵は、永遠に何も変わらない。それ故に 美しいのだ。わたしたちの心の中の「海辺の風景 」のように。
上島竜兵の「男前」を考える。
「上島竜兵、45歳。代表作、これと言ってなし。」
最近、上島竜兵が一押ししているギャグ(?)であ る。この何の変哲もないギャグ(?)の中にも、上島 竜兵という男の生き様がよく表れている。
それは「後世に何も残さない」ということ。実際には、 多くの若手芸人に絶大な影響を与えている彼だが、 なぜか彼は「45歳」という節目を「代表作、これと言っ てなし。」という素っ気ない言葉で締めくくろうとして いる。これこそが、彼の男の美学だ。
男は自分の人生を自分の哲学で徹底的に生き る。生きて、生きて、生きた後、誰にも気づかれ ず、誰からも悲しまれずに死んでいく。彼の何の 変哲もないギャグ(?)から、そんな彼の男 の美学が読み取れる。
男は生まれながらに馬鹿な生き物だ。世の女た ちは、そんな男の馬鹿さ加減を心底理解できず、 「アナタ、馬鹿じゃないの。」という一言で一蹴す る。でも、それでいいじゃないか。男は死ぬまで 馬鹿でいいのだ。それが、男にだけに許された、 男の特権。さぁ、わたしたちが45歳になったとき、 「代表作、これと言ってなし。」と自信を持って言える、そんな男になってやろうじゃないか。
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