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日本昔話に隠された、「たら」、「れば」の世界。
当然のことながら、桃太郎は、そのおばあさん に拾われることも、育てられることもなかっただ ろう。ただ、川のもっと下流部に流れ着いて、お じいさん、おばあさんの家のような「貧困層」とは 違う、都市部の「富裕層」に拾われて、育てられ た可能性がある。ただ、その場合、あまりに幸せ すぎて、鬼退治に行こうとは思わない可能性が 高く、物語の根底が崩れる可能性が高い。
「たら、れば」も話になってしまうが、桃太郎が誰 に拾われるかによって、その物語の展開が大きく 変わってしまうのである。
物語の中で、桃太郎は鬼退治をすることで、たく さんの宝物を持ち帰るわけだが、もし都市部の富 裕層に拾われていれば、そんなものは初めから 手に入ったのである。
貧困層に育てられ、ナニクソの反骨精神で、鬼退 治に向かい、命懸けで「宝物」を手に入れた桃太 郎と、富裕層に育てられ、子供の頃から何もせず して「宝物」が手に入った桃太郎。この二人の桃太 郎が、われわれ人間に課せられた、あまりに皮肉 な運命を物語る。
誰かが自分の目の前で、あからさまにいじめられ ているのを目の当たりにしたとき、果たして人は、 勇気を出して、そのいじめられっ子を助けられる のか?
これは世界中の至る所で、いじめや暴力が横行 する現代に生きる、われわれ人間にとって、あまり に切実すぎるテーマのひとつである。そんな現代 でなくても、目の前で子供たちにいじめられている 亀を目の当たりにした浦島太郎が、その子供たち から助け出せなかった可能性も十二分にあった。
そこで、本題の「もし、浦島太郎が亀を助けていな かったら?」という仮定の話になるが、実は、よく物語を読み込むと、 浦島太郎は、亀を助け出さない方が、 正義感を持って亀を助け出すよりも メリットが大きいことがわかる。浦島太郎 は亀を助けてしまったが故に、竜宮城へ連れて行 かれ、玉手箱を手渡され、それを不覚にも開けて しまい、白髪の老人になってしまうハメになった。 つまり、あのとき、亀を助けさえしなければ、浦島 太郎は白髪の老人になることはなかったのである。
正義と不正義という二つの相反する道徳観念。 「浦島太郎」は現代を生きるわれわれに、一体何を伝えようとしているのだろうか。
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